トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社
2017/07/26

【大阪】大阪瓢箪山線 未着手区間の時期など検討


大阪府は、都市計画道路大阪瓢箪山線(東大阪市)の街路整備事業で、近鉄東花園駅〜国道170号区間について、実施設計や着工時期の検討を進めている。
 大阪瓢箪山線では現在、2019年のラグビーワールドカップ関連で、近鉄若江岩田駅〜東花園駅までの区間で集中的に整備を進めている。
 東花園駅以降の未着手区間の整備計画では、東花園駅付近の恩智川渡河部〜国道170号間に、延長約800bの街路を整備する。若江岩田駅〜東花園駅間の整備進捗状況を見ながら、同区間の実施設計や着工時期を決定する考えだ。
 15年度に行った事前評価によると、全体幅員は16bで、道路構成は車道2車線(各3b)、自転車歩行者道両側(各3・5b)、停車帯両側(各1・5b、路肩各0・5bを含む)。橋梁は、恩智川と長門川の渡河橋各1橋。
 全体事業費は約22億6000万円。内訳は調査費など約3000万円、用地費約12億7000万円、工事費約9億6000万円。工事費の内訳は、道路築造工約2億5000万円、舗装工約1億5000万円、橋梁工は2橋で約5億6000万円。完成後は東大阪市が維持管理を行う予定。
 同線の北側と南側を東西方向に通る、八尾茨木線と大阪東大阪線の大阪中央環状線接続部付近では慢性的な渋滞が課題となっている。府では、大阪中央環状線から国道170号に新たな幹線道路を整備することで、渋滞緩和につなげたい考えだ。