建通新聞社(神奈川)
2017/07/24
【神奈川】MM21歩行者デッキは単純鋼床版箱桁橋 横浜市
横浜市は、みなとみらい21(MM21)中央地区の50街区と20街区を結ぶ歩行者デッキを橋長約55b、幅員15bの単純鋼床版箱桁橋で計画している。50街区側の下部工や上部工の製作・架設などを実施し、PFI事業者が整備する20街区側のMICE施設につなぐ。オリエンタルコンサルタンツ(神奈川事務所、横浜市中区)に委託した実施設計の中で施工計画などを固め、18〜19年度に工事を行って20年4月のMICE施設オープンに間に合わせる。
歩行者デッキはMM21の歩行者軸(キング軸)の一部を構成。臨港幹線道路「国際大通り」で隔てられた中央地区の50街区(西区みなとみらい5ノ3)と20街区(西区みなとみらい1ノ9)を行き来できるようにするため整備する。16年度にオリエンタルコンサルタンツで基本設計を進めた。
デッキ上部は中央部分の幅8bを歩行者空間とし、その両側に植栽帯を配置する。50街区側には階段に加えエレベーターを設ける。上部工を港湾局、50街区側の下部工や階段・エレベーターの設置などを都市整備局が担当。20街区側のMICE施設につなぐため、デッキの荷重などに関するPFI事業者との調整も済ませたという。
18年度に50街区側の下部工や上部工の製作、19年度に50街区側の階段・エレベーター設置や上部工の架設などを予定。18年3月16日が期限の実施設計作業を通じて上部工の架設方法を含めた施工計画を具体化する他、MM21での施設整備を巡るデザイン協議資料も作って関係者と調整していく。
提供:建通新聞社