平鹿地域振興局建設部は18日、県発注工事で初めてICT技術を活用した道路工事の現場見学会を開催した。地元高校生を対象とするもので、横手清陵学院高等学校の総合技術科環境工学類2年生25名(男子21名、女子4名)が参加。ICT施工について説明を受けたほか、実際にバックホウやブルドーザーのICT建機が作業する現場、ドローンによる中間出来形測量の様子などを見学した。
今回、見学会を行ったのは、横手市雄物川町大沢にある国道107号大沢バイパス(地方道路交付金工事〔改築〕・HF42−K1)の工事現場。県発注工事としては初めてのICT技術を活用した現場で、モデル工事ではなく、施工者の吉田建設からICT建機を活用した施工が提案されたため、活用することとなった。
当日は吉田建設のほか、ICT建機のレンタルを担当したコマツレンタルも説明に協力。ICT建機の施工見学では、吉田建設から今年入社した土木工務課の佐藤大地氏が、新人ながらマシンコントロール機能が搭載されているブルドーザーを操縦した。
参加した高校生からは、「今までのイメージとは違った」「ICT技術を活用すれば、若手でも活躍できるのでは」などの感想が聞かれた。
提供:秋田建設工業新聞社