日本工業経済新聞社(埼玉)
2017/07/13
【埼玉】日塗装県支部・彩青会が床の下地処理と塗料の選定で講習
日本塗装工業会埼玉県支部(松尾康司支部長)青年部・彩青会は11日、さいたま市南区の武蔵浦和コミュニティセンターで、賛助会員のアトミクス鰍ゥら田上哲也氏と今井啓資氏を講師に迎え、『床の下地処理と塗料の選定について』をテーマとする講習会を開催した。
長谷川巧会長は「彩青会では年に2回ほど、メーカーの方を交えて勉強会を行っております。短い時間ではありますが、下地の選択、床などに関わる大変重要なことです。知っているかもしれませんが、改めて話を聞いて復習してもらうとともに、新しい発見があるかもしれませんので、よろしくお願いいたします」とあいさつ。
講習会ではまず、田上氏が下地処理と塗料の選定について解説。新設・既設の普通コンクリート、強化コンクリート、密粒アスファルト、タイル、鉄部のそれぞれについて、既存塗膜確認としてのラビング試験、碁盤目試験、ポリッシャーサンダーでのサンディングなどについて注意点を述べた。
ポイントは、下地は何か、既存塗膜は何か、どんな状態なのか、どんな処理をするのか。これらについて順を追って説明。工場などでは床だけでなく、全体を見て判断することの重要性などを確認した。
その後は、今井氏が引き継ぎ、材質別に上塗りの選定ポイントを解説。フォークリフトなどの通行量が激しい工場や、倉庫、一般の事務所・廊下など、上塗り施工後の現場写真を用いて、塗料のタイプ・用途などを紹介した。