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建通新聞社(神奈川)
2017/07/21

【神奈川】葉山町 学校給食センター整備を見直し

 葉山町は、公設公営で整備する学校給食センターの基本構想を一部見直す方針だ。建設予定の葉山中学校敷地内の造成工事費が想定よりも高額(4億円以上)になることが分かったためで、施設の建設コストを抑制する工法などについて検討するともに、施設のランニングコストの在り方も検討し、基本構想に盛り込む。
 17年度当初予算では建築関係の設計費約4000万円を計上。業務委託の中で施設規模などを固め、18年度の着工、19年9月の供用開始を目指す計画だったが、供用開始は1年程度ずれ込む見通しだ。
 17年度当初予算発表時の説明によると、学校給食センターは葉山中学校(堀内2274ノ2)の南側斜面の造成で用地を確保して、延べ床面積1000〜1500平方b程度の施設を建設。1日当たり約2500食の調理を可能にして、全ての小中学校(各校で調理中の小学校4校、牛乳のみ配膳の中学校2校)に提供する計画。地元の食材なども使った調理の過程を「2階をガラス張りにして『見える化』する」(山梨崇仁町長)ような工夫を凝らしたいとしていた。用地の造成に関わる設計業務は、大日本コンサルタント(東京都豊島区)が7月末納期で手掛けている。
 また、学校給食センターの稼働に合わせた中学校2校の給食スタートに備え、両校に配膳室やダムウェーターを整備する考えで、約2000万円をかけて17年度に設計を進め、学校給食センターと同時並行で工事を進める方針だった。
 提供:建通新聞社