日本工業経済新聞社(茨城)
2017/07/08
【茨城】水戸市が保健センター南側に保健所新設
水戸市の保健所設置審議会がこのほど開かれ、新設する保健所の配置場所について、保健センター(笠原町993―13)敷地南側駐車場とする案が有力となった。駐車台数の減数分は、北側の緑地などを整備することで現状の約70台から約90台に拡張する。
市では2020年4月の中核市移行に向け、保健所の整備を計画。現在は鞄立建設設計(本社・東京都千代田区)で基本・実施設計を策定中。RC造3階建て、延べ約1800uの新棟を増築するとともに、RC造3階建て、延べ3189・52uの市保健センター既存棟を改修する。整備費は約21億円。
配置場所は保健センターの敷地内で調整していたが、このほど開かれた審議会において、利便性の高さなどから、南側駐車場とする方針が固まった。
増築棟には、休日夜間緊急診療所(内科・小児科・外科・歯科)、理化学検査・肉衛生検査・微生物検査の試験検査室などの機能を配置。既存棟との間に渡り廊下の設置は行わないもよう。北側の駐車場拡張に伴い、出入口を広げるなどして見通しを良くする。
年度内には設計をまとめ、2018年度から2カ年で建設工事を進める。
なお、保健所整備に関連して、動物愛護センターの整備も計画。順調ならば来年度にも設計作業に着手する見通し。建設場所は決まっていないが、できるだけ市有地の中から選定する方針。