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日本工業経済新聞社(茨城)
2017/07/07

【茨城】410カ所へ総額975億円/上吉影岩間線整備など/公共事業箇所付け

 県土木部は、2017年度公共事業箇所付けを公表した。全体額は974億5800万円で、これを410カ所に箇所付けした。対象は道路建設課などのほか、企画部つくば地域振興課を含めた所管9課。そのうち道路建設課に292億3000万円、港湾課に261億6800万円などを充当した。主なものでは、茨城空港と石岡小美玉スマートICをつなぐアクセス道路となる上吉影岩間線に総額47億4000万円、常陸太田工事の国道349号那珂常陸太田拡幅に23億6000万円、磯原海岸の高潮対策に22億3000万円を付けた(9〜12面に箇所付け一覧)。
 この箇所付けは、国補事業と県単事業に分けられており、そのうち国補事業は368カ所に612億2700万円、県単事業は42カ所に362億3100万円を配分。
 各課ごとに見ると、道路建設課では150カ所に292億3000万円。うち国補が144カ所268億7100万円、県単が6カ所23億3200万円。
 主な事業として、常陸太田工事所管の国道349号那珂常陸太田拡幅に23億6000万円、国道293号常陸太田東バイパスに11億5000万円、国道461号水府里美拡幅に10億3000万円。上吉影岩間線は水戸土木所管が35億4000万円、土浦土木所管が12億円。このほか、国道245号那珂湊拡幅(水戸土木)に17億2000万円、勝田拡幅(常陸大宮土木)に6億3400万円、国道355号牛堀麻生バイパス(鉾田工事)に12億1000万円を充てた。
 道路維持課は、133億5300万円を94カ所に配分。内訳は国補41億3000万円(86カ所)、県単92億2300万円(8カ所)。水戸神栖線の鰐川橋(潮来土木)に4億5500万円、水戸鉾田佐原線の涸沼橋耐震補強(水戸土木)に3億2000万円など。
 河川課は77カ所、147億8800万円。国補は124億1700万円(68カ所)、県単は23億7100万円(9カ所)。高萩工事管内で茂宮川堤防嵩上げなどに14億8400万円、磯原海岸の堤防や離岸堤嵩上げに22億3000万円を配分。鹿嶋海岸の高潮対策には20億円を盛り込んだ。
 港湾課は20カ所に261億6800万円。国補が56億2600万円(11カ所)、県単が205億4200万円(9カ所)。県単では、常陸那珂港区の次期石炭灰処分場に172億3600万円、日立港区の第3ふ頭地区岸壁・泊地(水深12m)に22億8400万円。
 都市整備課は阿見吉原の3カ所に2億7400万円。つくば地域振興課は、島名・福田坪と上河原崎・中西地区の計5カ所に16億5000万円。
 公園街路課は鮎川停車場線(高萩工事)など、66億7200万円を31カ所に配分。国補が55億5300万円(30カ所)、県単が11億1900万円(1カ所)。
 下水道課は44億4000万円、16カ所で、国補が44億1400万円(10カ所)、県単が2600万円(6カ所)。
 住宅課は、都和アパート15号棟建設など14カ所に9億1100万円。
 なお事務所ごとの額は、道路補修費などが事務所の合算額で示されていることから、明確な額が示せない。ただ道路補修費などを除いた額で見ると、水戸土木に86億1700万円、常陸大宮土木に23億8700万円、大子工務所に5億9200万円、潮来土木に42億1900万円、土浦土木に90億6500万円、筑西土木に16億円、常陸太田工事に53億7700万円、高萩工事に110億3000万円、鉾田工事に25億8300万円、竜ケ崎工事に32億100万円、常総工事に17億4200万円、境工事に15億5100万円を配分している。