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建通新聞社(静岡)
2017/07/21

【静岡】静岡県浜松市 風力発電ゾーニング調査を公告

 浜松市は、民間事業者による風力発電の設置検討を促す「ゾーニング導入可能性調査」の委託先をプロポーザル方式で決めるため、要項などを公告した。風力発電ゾーニングまたは風力発電事業に係る環境影響評価制度に関する業務実績などが条件。7月25日まで参加意思申し出書と質問を受け付け、7月28日に質問に回答する。企画提案書の提出期限は8月10日。8月17日にヒアリングを実施し、審査後に委託先を決める方針でいる。
 業務は、市内への民間事業者による風力発電設置検討に向け、市内の陸上・洋上を対象に調査を実施。設置可能性エリアの課題を明確化する。地形情報や風況・海況、アクセス・インフラ条件、環境調査、漁業利用状況調査などを実施し、ゾーニングマップを作成する。この他、関係団体などとの調整や地域関係者・関係機関との協議支援なども行う。
 今回の調査は、環境省の「風力発電などに係るゾーニング導入可能性検討モデル事業」のモデル地域に採択されたことを受け実施するもの。事業計画の集中や環境面の考慮が必要な地域で、再生可能エネルギー導入を促進すべきエリア、環境保全を優先すべきエリアなどの設定を行う「ゾーニング手法」の確立と普及が目的。モデル地域は地方公共団体から公募し、ゾーニングの実践から得られた経験を踏まえて、マニュアルを策定する。
 モデル地域は、16年度に北海道の八重町など4地域、17年度に浜松市など6地域が採択された。調査は2カ年で実施。結果を公表し、民間事業者の参入を促す方針でいる。

提供:建通新聞社
(2017/7/21)

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