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日本工業経済新聞社(茨城)
2017/07/01

【茨城】笠間市が安居工業地域基盤整備へ

 笠間市は、安居工業地域の基盤整備について、本年度は地権者の同意が得られれば現地測量に着手する。2018年度は道路・排水設計や路線測量、地権者会の設立などを想定。19年度に道路用地の買収を進め、取得状況に応じて20年度から工事を開始する。
 安居工業地域は常磐自動車道岩間ICに隣接。交通の利便性が高いことから、物流業や倉庫業、製造業、リサイクル業などの進出を見込んでいる。ことし3月時点で部品製造業1社が区域内への進出を予定している。対象地区の面積は約40ha。地権者は約70人。
 12年に用途地域を工業地域に変更し、地区計画を決定。13年度には整備基本構想を策定した。
 市は幹線道路や雨水排水施設、上水道などのインフラを整備する。概算事業費は約12億6000万円で、内訳は道路整備約4億円、調整池整備約3億7000万円、地区内の雨水排水整備約1億8000万円、地区外の雨水排水整備(専用排水施設新設)約2億円、公園整備約6000万円、上水道整備約5000万円。
 幹線道路は2号線(L644m、W12m)と3号線(L341m、W12m)を計画。生活道路の市道(岩)U―19号線改良工事(L536m、W5m)も予定している。企業集積後には区画道路(@L357m、W6mAL175m、W6m)や調整池(A1万7000u、V5万8800立方m)、公園緑地を整備する。
 当初予算には安居工業地域測量業務委託費として1470万円を計上。地権者の同意が得てから基準点測量、水準測量、現況測量に着手する。併せて地権者会の設立準備も進める。
 順調ならば、18年度は道路線形の検討や排水計画を行うとともに、地権者会を設立。19年度に道路用地買収を進め、20年度に用地取得状況により工事を開始する。