国土交通省九州地方整備局は、土木関係における2017年度工事成績評定企業ランキングを発表した。工事成績評定の平均点が80点以上の企業は106社で、前回より23社増えた。また、工事成績優秀企業に72社(前回53社)を認定。本県からは、ヤマグチ、田代組、植村組、コーアツ工業、肝付土建、森組、上津建設、佐藤建設、渡辺組の9社が選ばれた。
同ランキングは、請負工事成績評定の透明性確保および工事の品質確保について、企業の能力を適切に評価し、民間事業者の技術力の向上を図ることが目的。
同局では、過去2カ年(15年4月1日〜17年3月31日)に完成した直轄土木工事(港湾空港関係除く)の工事成績評定結果を基に、当該工事を受注した企業の平均点を算出して順位付けを実施。今回は、対象期間内に3件以上完成させた企業220社(前年比9社減)が対象となった。
全体の平均評定点は79.3点(前回78.6点)で、0.7ポイント増加。内訳をみると、最高点は82点で5社が対象。点数別では80点が最も多く75社(34.1%)。次いで79点が63社(28.6%)だった。
県別でみると、本県の79.62点がトップで、大分県79.48点、熊本県79.41点、福岡県79.23点と続く。
県内企業は前回より1社減の29社がランクイン。最高点はヤマグチと田代組が81点で全体の6位。32位(80点)には植村組や肝付土建など16社、107位(79点)は薩摩建設や野添組など9社、170位(78点)に丸福建設と吉留組が入った。
■港湾空港関係
県内トップは植村組、米盛建設
同局では港湾空港関係のランキングも発表。対象32社のうち、最高点は81点だった。
県内企業は、前回より1社増の5社がランクインした。植村組と米盛建設の79点が最高で、全体の9位。次いで、小牧建設と村上建設が77点、フクケンが76点だった。