日本工業経済新聞社(山梨)
2017/07/19
【山梨】鵜の飼育・見学センター 笛吹市が整備構想
笛吹市は、ミズベリング構想のひとつとして、鵜の飼育・見学センター整備について設置した検討会議で議論している。候補地を4カ所として、費用対効果や観光の側面からも考慮を加えて、次回会議に備える方針だ。
昨年12月に開かれた検討会議の場では、石和温泉足湯広場、NTT用地および鵜飼橋周辺の3カ所に絞られた候補地の調査結果を報告したうえで意見が交わされている。
このなかで「飼育と見学の施設を併設しなくてもよいのでは」といった趣旨の意見も出され、当局側も、現施設の改修も候補のひとつに追加して、投資費用と経済効果、観光資源として活用も視野に、庁内調整を進めているところ。次回の会議開催のめどはまだ立っていない。
同施設については、6月定例会見の場で山下政樹市長も、見学施設とする点に疑問符を投げかけている。
一方、主に笛吹川親水護岸整備について話し合われることとなった、NTT用地周辺活用策検討会議から改名のミズベリング構想検討会議は、護岸整備のかたちが見えてきた時点での会議開催を模索している。国の工事発注が秋ごろに見込まれている。