魚津市は18日、住吉地内「住吉・上中島・松倉統合小学校木造校舎新築事業建築主体工事」を条件付き一般競争入札で再公告した。8月18日に開札する。当初6月19日に開札する予定だったが、参加者がいなかったため中止した。
主な参加資格は、市内に主たる営業所または従たる営業所があり、建築一式工事の総合数値が850点以上(市外業者=総合評定値850点以上)の2社もしくは3社による共同企業体とし、代表構成員には建築一式工事の特定建設業の許可、文教施設の新築・増築の施工実績などが求められる。
工事概要は北棟=W造2階建て延べ2025・18平方メートル、南A棟=W造3階建て延べ2126・51平方メートル、南B棟=W造3階建て延べ268・29平方メートルに伴う建築主体、および外構(築山解体、仮設駐車場など)。予定価格は12億2360万円。工期は19年2月28日まで。設計は東畑建築事務所・鈴木一級建築士事務所JVが担当。資格要件の変更はないが、設計内容を一部見直したほか、予定価格を増額(前回11億1740万円)した。電気設備、給排水衛生設備、空調設備が別途発注となる。
住吉小学校敷地内(1万3849・20平方メートル)で計画される同校校舎は、全国初となる木造3階建てで計画され、文部科学省の「木の学校づくり先導事業」に選定されている。地域の特色を活かした校舎の建設とともに、今後木造校舎の建築を行う地方自治体のモデルとなるよう、木の魅力を最大限生かした施設を目指す。使用する木材(スギ、ヒノキ)は魚津産材、県産材、国産材を優先順位とし、数量は1106立方メートルを見込む。