日本工業経済新聞社(群馬)
2017/07/18
【群馬】県藤岡森林事務所と群森協藤岡地区が主任技術者研修会を開催
県藤岡森林事務所(神戸徹所長)と群馬県森林土木建設協会藤岡地区(富澤博邦理事)は14日、藤岡合同庁舎第1別館会議室で主任技術者研修会を開催した。当日は27社から44人が参加し、労働災害や熱中症対策などについて知識を深めた。
冒頭、神戸所長は「台風や集中豪雨による被害が増加している。皆さんは山間地域に暮らす人たちの安心・安全確保の一翼を担っていることをご理解いただきたい。本日の研修会を契機に労働災害ゼロを目指してもらいたい」とあいさつした。
富澤理事は「森林の面積が70%を占める群馬県においては森林整備が急務となっており、森林管理についてもこれから益々重要となる。森林整備の一翼を担っている皆さまには日々、技術の研鑚に努めていただくとともに本日の研修を今後の安全対策に活かしていただきたい」と呼び掛けた。
厚生労働省藤岡労働基準監督署の恩田隆吉産業安全専門官は、北関東4労働局で実施した建設現場における一斉監督の実施結果や2017年労働者死傷病報告受理件数表について説明した。引き続き、林業・木材製造業労働災害防止協会群馬県支部の尾崎佳彦氏が「林材業労働災害発生状況について」、県林業試験場企画・自然環境係の坂庭浩之係長が「森林内作業における生物被害のリスク管理」、県藤岡保健福祉事務所の吉田正子危機管理専門官は「熱中症の予防と対応」をテーマに説明した。