大館市下水道課は、PPP手法を導入して進める川口地区ほか公共下水道整備を設計・施工一括発注方式(DB方式)で発注するため、公募型プロポーザルで公告した。対象は建設企業(市内)と設計企業(土木コンサルタント)によるグループ企業(代表:建設企業)で、見積り上限額は14億9,198万円。汚水管渠延長16,112mとマンホール型式ポンプ場7基を整備する。
事業は、同市における生活排水処理整備構想の中期計画として10年既成アクションプランを実現するため、民間事業者の優れた企画力・技術力を活用して効果的に公共事業を実施するPPP手法の導入により、従来成し得なかった事業量を早期に達成させることを目的としたもの。県内で下水道管渠の整備に同手法を取り入れるのは同市が初めてだという。
工事では延長16,112mの汚水管渠(開削工L15,242m・φ150〜200、推進工L870m・φ250ほか)とマンホール型式ポンプ場7基を整備し、県所管の立花中継ポンプ場に接続する。事業期間は設計業務が平成31年3月29日、施工監理・工事業務が33年11月30日まで。
プロポーザルの書類受付け期間は来月7日から10日、応募資格審査の結果を来月18日に通知。提案書類を11月15日から17日まで受け付け、同下旬にプレゼンテーションおよびヒアリングを行う。事業者の選定は12月上旬に行い、基本協定を結ぶ。業務委託契約は同中旬を予定し、工事契約については来年度中としている。
提供:秋田建設工業新聞社