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建通新聞社四国
2017/07/14
【愛媛】愛媛県内の橋梁点検結果 県道路メンテ会議
道路などの管理者で構成する愛媛県道路メンテナンス会議（会長・鳥羽保行国土交通省松山河川国道事務所長）が６日に松山市で開かれ、２０１６年度に点検が実施された３１６０橋の診断結果や17年度の点検計画などが話し合われた。16年度点検で緊急な措置が必要となるⅣ区分に判定された橋梁は、伊予市の中御前橋（延長13・４㍍）の１橋のみで、４月18日に車両通行止めの措置がなされており、今後の対応として17年度に補修設計、18年度に工事が予定されている。
橋梁、トンネルなどの道路構造物は14年７月から５年に１度、近接目視点検し点検結果として健全性を４段階（Ⅰ～Ⅳ区分）に診断・公表することが義務付けられており、県内道路管理者は、13年度の道路法改正を受け、愛媛道路メンテ会議を14年６月に設立。道路橋などの点検促進や地方自治体職員などの技術力向上を図る講習会などを実施している。
国交省や高速道路会社、愛媛県、市町などが管理する県内の道路橋１万３１２２橋のうち、16年度に点検された橋梁は３１６０橋。その結果はⅣ区分が１橋、「早期措置が求められる（Ⅲ区分）」の橋梁が４９２橋、Ⅱ区分（予防保全）が２０３７橋、Ⅰ区分（健全）が６３０橋となっている。
Ⅲ区分に判定された橋梁４９２橋（17年６月時点）の管理者は国が10橋、高速道路会社が７橋、愛媛県が82橋、市町が３９３橋。市町の内訳は松山市が22橋、今治市が28橋、宇和島市が71橋、八幡浜市が13橋、新居浜市が10橋、西条市が49橋、大洲市が12橋、伊予市が36橋、四国中央市が17橋、西予市が14橋、東温市が７橋、久万高原町が６橋、松前町が１橋、砥部町が６橋、内子町が13橋、伊方町が11橋、松野町が10橋、鬼北町が５橋、愛南町が１橋となっている。
点検業務において愛媛県は、市町の技術者不足を懸念し点検業務を市町から受託し、一括発注する受託業務を14年度から開始しており、17年度も２市４町（伊予市、東温市、久万高原町、砥部町、松野町、愛南町）から受託する。一方、県は17年度に５１２橋の点検を実施する。
今回の会議では、各自治体から点検やⅢランク橋梁の早期補修、他橋梁の計画的な維持に伴う費用など事業費に関する課題の他、技術者不足に対する意見が出された。
県内自治体別の橋梁における点検状況や今後の方針は次の通り。
＜県＞管理橋梁数２６７８橋のうち、14年度に１８３橋、15年度に９２１橋、16年度に５５０橋を点検し、進捗率は62％。今後17年度に５１２橋、18年度に５１３橋を実施し、１巡目の点検を完了する。
＜松山市＞16年度末の点検数は６３７橋で54・７％の進捗。17年度に300橋程度実施し、18年度に残る橋梁の点検を行う。
＜今治市＞５カ年計画は順調に推移しており、残り２カ年で３８０橋を実施、17年度に跨線橋でも実施する。
＜宇和島市＞17年度末で進捗率は91％になる。計画通り年間１５０橋程度実施している。
＜八幡浜市＞16年度末で56％。17年度に49橋、18年度に52橋を実施する。
＜新居浜市＞16年度末で１００％完了した。
＜西条市＞16年度末で60％。17年度に80％、18年度に１００％の計画。
＜大洲市＞16年度末で２５５橋、53％。17年度に１２０橋、18年度に１０９橋を実施する。
＜伊予市＞15年度に97橋、16年度に１０３橋を実施、17年度に54橋、18年度に42橋を実施する。
＜四国中央市＞16年度末で３７１橋、60・４％。17年度に１１４橋を実施するとともに、過去のⅣランク橋の橋桁を架け替える。
＜西予市＞16年度末で40・４％。17・18年度で計画的に進める。
＜東温市＞17年度末で２５４橋、82・７％。
＜上島町＞管理橋梁数は少ないが、５カ年で計画的に進めている。
＜久万高原町＞16年度末で１０４橋実施、残り１３２橋を２カ年で実施する。
＜松前町＞16年度末で約５割完了した。
＜砥部町＞16年度末で１２３橋実施。17年度に33橋実施し完了する。18年度には修繕計画を策定し19年度から修繕していく。
＜内子町＞16年度末で１７６橋、約70％。残りを17年度に全て実施したい。
＜伊方町＞16年度末で97橋、96％。17年度に残り４橋実施。18年度には長寿命化計画を策定する。
＜松野町＞15年度に34橋、16年度に79橋を実施、17年度に３橋を実施し完了する。
＜鬼北町＞15年度に45橋、16年度に51橋を実施し44％。17年度に63橋、18年度に61橋を実施し完了。19年度に長寿命化計画を策定する。
＜愛南町＞16年度末で２４１橋で、残り99橋。17年度に44橋、18年度に55橋を実施。19年度には長寿命化計画を策定する。
提供：建通新聞社
橋梁、トンネルなどの道路構造物は14年７月から５年に１度、近接目視点検し点検結果として健全性を４段階（Ⅰ～Ⅳ区分）に診断・公表することが義務付けられており、県内道路管理者は、13年度の道路法改正を受け、愛媛道路メンテ会議を14年６月に設立。道路橋などの点検促進や地方自治体職員などの技術力向上を図る講習会などを実施している。
国交省や高速道路会社、愛媛県、市町などが管理する県内の道路橋１万３１２２橋のうち、16年度に点検された橋梁は３１６０橋。その結果はⅣ区分が１橋、「早期措置が求められる（Ⅲ区分）」の橋梁が４９２橋、Ⅱ区分（予防保全）が２０３７橋、Ⅰ区分（健全）が６３０橋となっている。
Ⅲ区分に判定された橋梁４９２橋（17年６月時点）の管理者は国が10橋、高速道路会社が７橋、愛媛県が82橋、市町が３９３橋。市町の内訳は松山市が22橋、今治市が28橋、宇和島市が71橋、八幡浜市が13橋、新居浜市が10橋、西条市が49橋、大洲市が12橋、伊予市が36橋、四国中央市が17橋、西予市が14橋、東温市が７橋、久万高原町が６橋、松前町が１橋、砥部町が６橋、内子町が13橋、伊方町が11橋、松野町が10橋、鬼北町が５橋、愛南町が１橋となっている。
点検業務において愛媛県は、市町の技術者不足を懸念し点検業務を市町から受託し、一括発注する受託業務を14年度から開始しており、17年度も２市４町（伊予市、東温市、久万高原町、砥部町、松野町、愛南町）から受託する。一方、県は17年度に５１２橋の点検を実施する。
今回の会議では、各自治体から点検やⅢランク橋梁の早期補修、他橋梁の計画的な維持に伴う費用など事業費に関する課題の他、技術者不足に対する意見が出された。
県内自治体別の橋梁における点検状況や今後の方針は次の通り。
＜県＞管理橋梁数２６７８橋のうち、14年度に１８３橋、15年度に９２１橋、16年度に５５０橋を点検し、進捗率は62％。今後17年度に５１２橋、18年度に５１３橋を実施し、１巡目の点検を完了する。
＜松山市＞16年度末の点検数は６３７橋で54・７％の進捗。17年度に300橋程度実施し、18年度に残る橋梁の点検を行う。
＜今治市＞５カ年計画は順調に推移しており、残り２カ年で３８０橋を実施、17年度に跨線橋でも実施する。
＜宇和島市＞17年度末で進捗率は91％になる。計画通り年間１５０橋程度実施している。
＜八幡浜市＞16年度末で56％。17年度に49橋、18年度に52橋を実施する。
＜新居浜市＞16年度末で１００％完了した。
＜西条市＞16年度末で60％。17年度に80％、18年度に１００％の計画。
＜大洲市＞16年度末で２５５橋、53％。17年度に１２０橋、18年度に１０９橋を実施する。
＜伊予市＞15年度に97橋、16年度に１０３橋を実施、17年度に54橋、18年度に42橋を実施する。
＜四国中央市＞16年度末で３７１橋、60・４％。17年度に１１４橋を実施するとともに、過去のⅣランク橋の橋桁を架け替える。
＜西予市＞16年度末で40・４％。17・18年度で計画的に進める。
＜東温市＞17年度末で２５４橋、82・７％。
＜上島町＞管理橋梁数は少ないが、５カ年で計画的に進めている。
＜久万高原町＞16年度末で１０４橋実施、残り１３２橋を２カ年で実施する。
＜松前町＞16年度末で約５割完了した。
＜砥部町＞16年度末で１２３橋実施。17年度に33橋実施し完了する。18年度には修繕計画を策定し19年度から修繕していく。
＜内子町＞16年度末で１７６橋、約70％。残りを17年度に全て実施したい。
＜伊方町＞16年度末で97橋、96％。17年度に残り４橋実施。18年度には長寿命化計画を策定する。
＜松野町＞15年度に34橋、16年度に79橋を実施、17年度に３橋を実施し完了する。
＜鬼北町＞15年度に45橋、16年度に51橋を実施し44％。17年度に63橋、18年度に61橋を実施し完了。19年度に長寿命化計画を策定する。
＜愛南町＞16年度末で２４１橋で、残り99橋。17年度に44橋、18年度に55橋を実施。19年度には長寿命化計画を策定する。
提供：建通新聞社
