石川県漁業協同組合(金沢市)は12日、七尾市矢田新町の矢田新支所で計画する「水産鮮度保持施設(製氷・貯氷施設)設置工事」を、ナナオ土建 アオイ建設 アントール 戸田組の4社で入開札し、戸田組を落札者に決定した。8月に地鎮祭を行い、来年3月末の完成を予定している。
既存製氷施設の老朽化を受け、供給体制の強化や拠点化を図るため敷地内に新設する。建設規模はS造平屋建て延べ1004・13平方メートル。日産20トンの氷を製造し、貯氷能力には416トンを見込む。総事業費は約6億6000万円で、市から補助金も交付される。
設計・監理は浦建築研究所(金沢市本多町)が担当。
既存製氷施設は新施設の完成後に閉鎖、解体する予定。