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建通新聞社(静岡)
2017/07/14

【静岡】静岡県浜松市 新川モール活用へ基本計画まとめる

 浜松市は、中心市街地ににぎわいを創出するため、遠州鉄道高架下に位置する新川モール(中区)で公共空間利用の実証実験に向けた基本計画をまとめた。事業の業態や具体的な整備などについて協議を進めていく。
 新川モールは、旧べんがら横丁北側にある延長約85bの高架下スペース。基本計画は北山創造研究所(東京都港区)が担当。モール全体の空間をイメージし、新たな緑地の整備などを盛り込んだ。今後、外部からの意見を取り入れながら庁舎内で協議を進め、9〜10月ごろに最終形を決める意向でいる。
 続いて、実施設計を17年度中に完了し、18年度早期に工事着手。18年秋ごろのオープンを目指す。17年度当初予算では、事業費として4677万円を計上している。
 市は、新川モールについて屋台や移動販売車による「屋台村」などの商業空間を想定。JR浜松駅前から繁華街への人の流れや中心市街地の回遊性向上のため、民間イベント支援などを行い利活用を模索してきた。屋台や移動販売車による飲食販売は比較的低予算で参入可能であり、起業の促進とともに観光資源や都市の個性創出につながる可能性があると判断し実証実験を決めた。

提供:建通新聞社
(2017/7/14)

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