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日刊建設タイムズ社
2017/07/14

【千葉】4件分離でがんC新棟/県病院局発注予定/来月上旬にも公告/10月着工、19年度完成を

 県病院局は、7月公表分の発注予定工事で、県がんセンター新棟を追加した。工事は建築、空調設備、衛生設備、電気設備の4件分離(ほかに随意契約でガス設備)で第3四半期に発注する予定。早ければ8月上旬に一般競争入札を公告、10月に契約を締結し着工する予定。工事は2017〜19年度の3か年で実施し、20年3月末の完成、開院を目指す。
 建物規模はRC造(免震構造)地下1階地上9階建て・塔屋1階建て(高さ49・4m)延べ約4万9000u。実施設計は日建設計(東京都千代田区飯田橋2―18―3)が担当。
 事業費は県がんセンター施設整備事業として県の6月補正予算に計上。新棟建設には年度事業費12億7000万円と債務負担行為を合わせ総額約255億6514万円を予定。
 同事業は、既存の緩和ケア病棟と東病棟(L棟)を残して施設を解体し、新棟を建設。緩和ケア病棟と病棟は改修する計画。病床数は既存の緩和ケア病床25床を含む450床を予定。新棟開院後に既存棟の解体・改修等を3年程度で実施する計画。
 急速な高齢化の進展に伴い、がん患者の増加が見込まれる中、施設は1972年の開設以来40年以上が経過し、施設の老朽化・狭隘化等が課題となっている。このため、将来のがん患者の増加に対応できる施設規模を確保するとともに、診療機能の強化を図り、より高度かつ良質ながん医療を県民に提供できるよう新棟を整備する。
 病院の敷地面積は約4・8ha。新棟は敷地西側の約1・1haに整備。敷地西側にL型に配置し、研究・会議棟、既存緩和ケア病棟と渡り廊下で接続し連携を図る。
 新棟整備のコンセプトは、@高齢化に伴う患者増・がん医療の集約化への対応A高度かつ良質ながん医療の提供B地域連携の充実・強化Cおもてなし(ホスピタリティ)病院の実現D安定的な運営基盤の確立――の5項目となっている。
 追加となった発注予定の内容は次の通り。(@工事場所A工種B工期C工事概要D発注予定時期E入札方式)
 ▽県がんセンター新棟建築工事=@千葉市A建築一式B27か月C延べ約4万9000uD一般E第3四半期
 ▽県がんセンター新棟空調設備工事=@千葉市A管B27か月C延べ約4万9000uD一般E第3四半期
 ▽県がんセンター新棟衛生設備工事=@千葉市A管B27か月C延べ約4万9000uD一般E第3四半期
 ▽県がんセンター新棟電気設備工事=@千葉市A電気B27か月C延べ約4万9000uD一般E第3四半期
 ▽県がんセンター新棟ガス設備工事=@千葉市A管B27か月C延べ約4万9000uD随意契約E第3四半期k_times_comをフォローしましょう
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