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北陸工業新聞社
2017/07/13

【石川】第1期は平屋建て1000平方メートル/メタルヒートが能登工場/県庁で進出表明

 自動車部品などの金属熱処理加工を手掛けるメタルヒート(本社・愛知県安城市)の原敏城代表取締役社長は12日、石川県庁に谷本正憲知事を訪ね、志賀町の能登中核工業団地への進出を表明するとともに、新工場の建設概要などを報告した。
 原社長は「本社工場及び第2工場が手狭で、新工場の建設が必要となった。ユーザーの意向もあり、BCP(事業継続計画)の観点から災害リスクの少ない能登に熱処理の生産拠点を設けることを決めた。最終的には3、4期工事を視野に入れている」などと語り、谷本知事は志賀進出への謝意を伝えた。小泉勝町長らが同席。
 進出表明後、記念撮影も行った=写真。
 計画概要によると、能登工場の立地場所は志賀町若葉台(能登中核工業団地内)の敷地約7800平方メートル。第1期では約5億円を投じ、平屋建て約1000平方メートルの工場を建設する。着工時期は18年春頃で、同年冬の操業開始を予定している。
 同社は国内最大級の真空熱処理炉で行う加工技術に強みを持つ。原社長は「(第1期操業後)2〜3年ごとに建て増ししたい」と記者団に答えた。

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