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　沼津市は、市民文化センターや旧・現香貫駐車場、香陵駐車場、勤労者体育センター、香陵武道場などをエリアとする香陵公園周辺整備基本計画（案）を公表した。新市民体育館と新駐車場の整備については、ＰＦＩ事業（ＢＴＯ方式）を基本とし、導入可能性調査を実施する（12日付一部既報）。
　ＰＦＩ事業として実施した場合、２０１７年度から18年度にかけて事業者募集、決定、契約締結などを行い、19年度から設計と施設整備などに着手。21年度末までに新駐車場の立体部と新市民体育館を供用し、22年度末までに外構と民間提案施設など全ての建設工事を完成させ、維持管理・運営に移行する。事業期間は、新市民体育館の設計と施工に要する期間に維持管理・運営期間として15年間を加えた期間を基本とする。現市民体育館は耐震性不足や老朽化の進行、敷地の狭さから、香貫公園内への移転新築する。
　施設整備費は、新市民体育館整備費約74億円、新駐車場整備費（立体部）約７億円、その他公園、新駐車場（平面部）、外構、既存３施設除却、調整池、連絡橋などに約５億円で、合計86億円を想定している。
　同計画地内の既存施設は、除却や再整備などをそれぞれ行う。勤労者体育センターと香陵武道場については、新市民体育館に集約化し、建物は除却する。香貫駐車場と香陵駐車場は、駐車台数を確保しながら新駐車場として立体部と平面部の整備を進める。市民文化センターについては、利用者への影響が最小限となるような改修方法や施工手順とし、新市民体育館と新駐車場の建設、維持管理や運営の支障とならないように調整する。勤労青少年ホームについては、体育室機能を新市民体育館に集約し、建物は本館、別館ともに除却する。
　香陵公園周辺整備基本計画（案）に関するパブリックコメントを８月９日まで受け付けている。提出方法は郵送、ファクス、持参、電子メール。提出先は都市計画部香陵公園周辺整備室　電話０５５（９３４）４８８３。

提供：建通新聞社
（2017/7/12）

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