高知県文化生活スポーツ部は、つり天井脱落対策として天井の改修を県立美術館、県民文化ホール、歴史民俗資料館、文学館の4施設で実施する。このうち県立美術館はホールの天井改修費を2017年度の補正予算で計上し、年度内に発注する。また県民文化ホールでは、18年1月ごろに実施設計を外注する予定。
県立美術館(高知市高須353ノ2)では、ホール、エントランス、県民ギャラリー、第2〜第4展示室を対象に天井を全面改修する。このうち17年度はホールの改修を発注、工期は9カ月を見込む。実施設計は山本設計(高知市)が担当。また、展示室やエントランスの改修は19年度に発注する予定。工期は10カ月を見込む。実施設計は岡島設計(高知市)が担当。
県民文化ホール(高知市本町4ノ3ノ30)では、オレンジホール、グリーンホール、ロビーが対象。美術館と同様に、天井を撤去した後、支持構造部材と天井材を新設する全面改修を行う。18年1〜6月に実施設計を進め、19年度に工事発注する予定。工期は12カ月を見込む。
歴史民俗資料館(南国市岡豊町八幡1099ノ1)では、総合展示室とエントランスホール、文学館(高知市丸ノ内1ノ1ノ20)では、常設展示室、寺田寅彦記念館、ロビーを対象に、落下防止ネットを設置する工事を行う。両施設とも19年度に設計を外注し、20年度の工事発注を予定。工期は5〜6カ月を見込む。
提供:建通新聞社