JR東日本は、上越新幹線(大宮―新潟間)および東北新幹線(東京―盛岡間)の構造物大規模改修工事について、さらなる施工の効率化やコストダウンに向けた材料・工法を公募する。8月1日から開始し、18年3月30日まで受け付ける。
両新幹線区間内の橋梁やトンネル等に関して50年程度の延命化を図るため、31年度(平成43)から10年間で大規模改修を実施するもの。今工事の費用総額には1兆406億円を想定しており、国土交通大臣による承認のもと、16年度から15年間で毎年度240億円の新幹線鉄道大規模改修引当金を積み立てる。
公募対象は、コンクリート橋の表面改修工と高欄取替工、トンネルの覆工改修工(シート等による補強)。応募があった材料・工法の要求性能評価を行い、共同研究などにより改良・開発する予定で、3工事それぞれに対し、数社程度を選定する方針。
問い合わせ・応募先は、JR東日本研究開発センターフロンティアサービス研究所の新幹線大規模改修・高速化グループ(048−651−2552)まで。