岐阜県県土整備部は、将来の建設業の担い手確保・育成対策の一環として「ぎふ建設人材育成リーディング企業認定制度」を創設し、登録者の募集を開始した。労働環境の改善や人材育成に取り組んでいることを宣言する建設企業を「建設人材育成企業」として登録し、さらに積極的な取り組みには「建設人材育成リーディング企業」として認定する。認定した企業にはインセンティブとして、2018年度に予定している「人材育成型総合評価落札方式モデル」工事で加点評価されるとともに、登録企業の下請け活用率などにも加点評価を行う予定だ。
対象となるのは、県内に本店を置く建設業許可業者。リーディング企業として認定されるためには、まず@労働環境の整備、処遇の改善A将来の建設業を担う人材の確保・育成B魅力ある建設現場づくり―の三つについて取り組みを宣言し県に届け出て登録する必要がある。
登録した建設業者は、さらに必要な提出書類を作成し県に申請を出す。これを県が定めた認定基準で審査し達成度によって、ブロンズ、シルバー、ゴールドの三つのランクで認定する。17年度の届け出と申請期間は9月29日まで。
また、「人材育成型総合評価落札方式モデル」工事への認定企業の加点評価点数や下請け活用率による加点評価などの詳細は検討中で現段階では未定としている。
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建通新聞社(2017/07/05)