建通新聞社(神奈川)
2017/07/10
【神奈川】圏央道・新東名等促進大会 新東名海老名以東など決議
圏央道・新東名等整備促進大会が7日に、横浜市内で開催された。新東名の東京−海老名間の早期計画具体化などを内容とする大会決議を決定。今後、国会議員や国土交通省などに要望活動する。
主催者を代表し、黒岩祐治神奈川県知事は、「高速横浜環状北線が開通した。圏央道などの整備も進み、観光・物流に大きな効果が期待される。今年度は新東名の海老名南ジャンクション〜厚木南インターチェンジ間の開通が予定されている。経済のエンジンを回す後押しになるだろう。道路整備に対する国の特例措置は今年度を期限としているが、来年度以降も継続するよう声を上げていきたい。つながるべき道路は、しっかりとつなげていく≠アとが重要。この認識を共有していきたい」とあいさつ。
大会では、国土交通省関東地方整備局道路部の鈴木通仁道路企画官などが来賓としてあいさつ。服部信明茅ケ崎市長などが道路整備についての意見を発表した。
大会決議の概要は次の通り。
【2020年東京五輪の開催に向けての整備促進】
▽新東名・海老名−静岡県境、(仮称)秦野インターチェンジ(IC)へのアクセス道路▽横浜湘南道路(圏央道)、高速横浜環状南線(圏央道)▽高速横浜環状北西線▽厚木秦野道路(国道246号バイパス)
【県土の骨格となる道路の整備促進】
▽新東名・東京−海老名間ルートの早期具体化▽横浜環状道路西側区間の早期具体化▽川崎縦貫道路T期の早期整備、U期の早期具体化。大師ジャンクション(JCT)の機能強化▽第三京浜道路の外環道接続▽厚木秦野道路(国道246号バイパス)未事業化区間の新規事業化▽国道357号(川崎市浮島〜横須賀市夏島町)整備促進、夏島以南早期具体化▽西湘バイパス延伸早期具体化▽新湘南バイパスU期(国道1号)促進
【高速道路等のストック有効活用など】
▽スマートIC整備促進−綾瀬、山北、厚木、秦野、横須賀▽東名・大和トンネル付近渋滞対策▽中央自動車道・小仏トンネル付近渋滞対策▽横浜新道、第三京浜、国道1号の渋滞対策▽道路休憩施設の整備促進・防災拠点利用▽道路施設老朽化対策▽通学路交通安全対策、無電柱化促進。沿道環境改善事業重点実施
提供:建通新聞社