県生活衛生課は、秋田市雄和にある県立中央公園の一部で整備する動物愛護センターに関し、6月補正で継続費8億2,399万1,000円(平成29年度3億4,128万1,000円、平成30年度4億8,271万円)を設定したことから、建築、電気設備、機械設備、車庫、外構の5件で来月にも公告する。また、既存動物管理センターの改修(予算額8,193万9,000円)は、早ければ今月末にも公告される見通し。
新施設は木造平屋建て、床面積1,496.74u。犬舎や猫舎、診察・手術室、ボランティアルーム、動物交流コーナー、多目的ホールのほか、相談室やマッチングルーム、トリミング室、展示コーナー、災害用備品庫などを配置。建物の外にはドッグランや屋外ふれあい広場、駐車スペースを整備する。9月9日から12日にかけて開催される「ねんりんピック秋田2017」の終了後に着工する予定。
事業は犬と猫の殺処分数ゼロなどを目指す「人と動物が調和しつつ共生する社会の形成」の実現に向け、動物がトレーニングする場所や譲渡に向けた健康状態のチェックを行える場所を確保するなど、動物愛護機能をさらに強化した施設として新センターを建設するもの。基本・実施設計は小野・TAC・アルファプラン設計JVがまとめた。
また、既存の動物管理センター(秋田市浜田字神坂160、RC1F439u、敷地2,928u)の改修も計画しており、犬舎を個室に改修して20頭、猫舎を拡充して50頭をそれぞれ収容する。
提供:秋田建設工業新聞社