「県立大鳴門橋架橋記念館施設改修事業」の本年度末完了を目指す徳島県は、事業を設計・施工一括方式で発注するため、7月11日までプロポーザル競技の参加申し込みを受け付けている。特定建設業許可と県建設工事の入札参加資格を有する建設業者で、1級建築士事務所の登録または登録している事業者と共同で提案できる者−などが対象。書類審査後、28日までの技術提案の提出を求めており、選定委員会での2次審査を経て8月上旬には契約候補者を決定する。
築31年を経過し、また展示物改修後19年が経過し、施設・設備の老朽化などが著しいことから、施設設備を改修する。改修に当たり、4K映像やLEDデジタルアートなど魅力あるコンテンツを活用できる施設に改修し、来場者数の増加や県内各地への観光客誘致を図る。
既設規模は鉄筋コンクリート造3階建て延べ2660平方b。計画では、1階空調機器(既設吸収式油焚冷温水機)の更新、2階うず潮劇場の「360度4Kシアター」整備、3階展示室の「LEDデジタルアート作品展示スペース」整備−などの整備と付随する設備・改修工事などを見込む。事業費の上限額は1億6310万円。
所管は商工労働観光部にぎわいづくり課。事業は国の地方創生拠点整備交付金の交付を受けて取り組む事業。遅くとも年度末までの事業完了が求められている。
提供:建通新聞社