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建通新聞社(静岡)
2017/07/07

【静岡】静岡県裾野市・長泉町 新火葬施設設計プロポ

 裾野市長泉町衛生施設組合は、新火葬施設設計業務について、公募型プロポーザルで契約候補者を選定する。都市計画決定後、7月下旬まで参加表明書を受け付ける。同業務に関する費用は、1億2000万円(消費税込み)以内とする。納期は2019年3月9日。この設計業務の費用を含む概算事業費(暫定4炉)は、14億2000万円。供用開始は21年度の予定。
 業務内容は、新火葬施設の整備に関する基本計画と基本設計、実施設計業務で、建築、構造、付帯設備、環境整備(造成、外構、雨水調整池、開発行為の手続き)とする。墓地、埋葬などに関する法律、都市計画法、建築基準法など、新火葬施設の整備に当たって必要となる関係法令などの許認可申請事務などの他、基本計画策定段階において実施予定の意見収集などの支援も含む。さらに、公募書類(審査基準など)の作成や火葬炉の比較検討・評価支援といった火葬炉整備事業(維持管理を含む)選定支援業務も行う。
 応募資格要件は、1級建築士事務所の登録を受けていること、裾野市または長泉町における建築関係コンサルタント業務に関わる入札参加資格認定業者であること、過去約15年間(02年4月1日から17年3月31日まで)に延べ床面積2000平方b以上の火葬場と斎場の基本設計・実施設計業務を完了した実績があることなど。
 設計共同体として参加する場合には、構成員の数が2を超えないことなどの制限がある。
 建設地は、裾野市今里343ノ1他の敷地面積約1万7200平方b。新火葬施設の延べ床面積は2800平方b程度とする。施設構成(案)としては、火葬部門や待合部門、管理部門、外構部門で構成する。火葬部門は炉前エリア(炉前ホール、告別室、収骨室など)と火葬エリア(炉室、監視室・休憩室、残灰処理室など)で構成。待合部門は待合室・待合ホールで構成。管理部門は事務室と多目的室、更衣室、倉庫等、キッズルーム、授乳室で構成。外構部門は緑地・庭園、駐車場、付帯施設などで構成する。式場部門は設けないが、「多目的室」を用意し、日中の告別式に類する儀式のみ受け入れる。
 計画火葬炉数6炉(5炉+予備炉1炉)。ただし、27年度までは必要火葬炉数が4炉で足りるため、供用開始時には暫定4炉使用とする。
 新しい火葬施設の整備が完了し機能が移管された後、既存の裾野市斎場と長泉町火葬場をそれぞれの市町の予算で解体・撤去する。

提供:建通新聞社
(2017/7/7)

建通新聞社 静岡支社