日本工業経済新聞社(山梨)
2017/07/05
【山梨】大野夏狩線、今宮神社付近に着工
県道大野夏狩線の都留市鹿留、桂町地区の整備進捗状況について、県議会一般質問(6月29日)で杉山肇議員(自民党誠心会)がただした。
垣下禎裕県土整備部長は「現在は、この区間で特に見通しが悪い今宮神社付近の約280m区間について優先的に整備を進めており、用地取得が概ね完了したことから本年度より工事に着手し、早期完成を目指していく。残る区間は人家が連担しているなどの課題があるが、引き続き通学路の安全対策に努めていく」と答弁した。
県では大野夏狩線について、歩道が無く幅員が狭い区間が多いため、国道139号鹿留入口交差点から大沢橋までの約2・2q区間で道路改良事業を進め、昨年7月には鹿留入口交差点付近を供用するなど約1qの整備が完了している。
杉山議員は一般質問で、大野夏狩線は鹿留地区や桂町地区などの重要な生活道路であり、沿線にはレジャー施設があり県外ナンバーの車両が多く通過し、工場や採石場などもあり大型車の往来も多いと指摘。人家付近では乗用車のすれ違いが困難で見通しがきかないカーブも多く、国道との交差点付近には小中学校があって通学路の指定を受けているため、整備状況を聞いた。