日本工業経済新聞社(群馬)
2017/07/05
【群馬】群馬県道路協会が通常総会
群馬県道路協会(会長=新井利明藤岡市長)は3日、前橋市内の群馬会館ホールで通常総会を開いた。新井会長をはじめとする各自治体首長のほか来賓として国や県の幹部らが出席。「7つの交通軸」の主軸となる路線整備の推進などを求める要望書などを審議し、全議案が承認となった。
要望書では◇公共事業総額の持続的な確保◇財政事情が厳しい市町村の道路事業について事業費総額の持続的な確保◇道路財特法の補助率などの嵩上げ措置の2018年度以降の継続◇道路施設の老朽化対策を着実に進めるため、財政的・技術的な支援の拡充◇「7つの交通軸」の主軸路線について計画的な整備に必要な予算の確保−をあげた。
「7つの交通軸」の主軸となる路線として上げているのは◇県央軸=国道17号上武道路(四車化)等◇東毛軸=国道50号前橋笠懸道路等◇西毛軸=西毛広域幹線道路等◇吾妻軸=上信自動車道等◇三国軸=国道17号綾戸バイパス等◇尾瀬軸=国道120号等◇渡良瀬軸=主要地方道桐生伊勢崎線等−。
議事では16年度の事業および決算報告や役員の選任、17年度の事業計画など5議案についても審議が行われ全議案が可決された。
新井会長は「道路整備は着実に成果をあげており、皆さまに感謝したい。しかし、渋滞や交通安全など地域の課題は積み重なっており、道路の維持管理も同じく課題となっている。今後もわれわれの担う役割は重要になってくる。皆さまには今後とも協力していただきたい」と話した。
来賓からは反町敦副知事、織田沢俊幸県議会議長、国土交通省高崎河川国道事務所の堤啓所長、笹川博義衆議院議員、尾身朝子衆議院議員などが壇上にあがりあいさつ。道路整備の重要性を訴えた。