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北陸工業新聞社
2017/07/05

【福井】佐野俊和建荷協支部長ら表彰/福井労働局が安全衛生の功績たたえ/全国安全週間機に意識高揚図る/優良賞は坂川建設と鯖江村田製作所

 福井労働局は3日、17年度全国安全週間(7月1〜7日まで)にちなみ安全衛生表彰式を執り行った。福井市宝永3丁目の県国際交流会館で。
 厚生労働大臣表彰(個人)の功績賞には、公益社団法人建設荷役車両安全技術協会の佐野俊和福井県支部長が輝いた。氏は同支部長を8年間務め、特定自主検査の未実施車両の対策推進や研修・教育などを自ら牽引し、建設荷役車両にかかる労働災害防止に努めてきた点が高く評価された。
 また福井労働局長表彰(事業場)の優良賞として安全確保対策を徹底した坂川建設および鯖江村田製作所がたたえられた。坂川建設はリスクアセスメントを工事の計画段階で実施し、比較的危険度の高いと判断された現場では毎月、経営トップによるパトロールを行うなど安全衛生活動に努め、10年11月以降無災害を継続している。鯖江村田も過去に災害が集中した時間帯に危険タイムコールを行うなど独自の労災防止対策を実施し11年9月以降無災害を継続中。さらに福井労働局長表彰(個人)の功績賞として公益社団法人福井県労働基準協会の前嶺南支部長、室敬士氏もたたえた。
 なお福井労働局ではこの週間中、人命尊重の基本理念のもと企業の自主的な労働災害防止活動を推進し、広く県民の安全意識の高揚と安全活動の定着を図る目的から▽ストップ転倒災害プロジェクトの推進▽リスクアセスメントとリスク低減措置の実施▽安全作業マニュアル遵守を労使双方で確認することを重点事項に全力をあげる方針だ。

hokuriku