日本工業経済新聞社(群馬)
2017/07/04
【群馬】群馬県水道工事業組合連合会が第40回通常総会を開催
群馬県水道工事業組合連合会(川端護会長)は3日、ラシーネ新前橋で第40回通常総会を開催した。役員改選では川端会長の続投が決まったほか、副会長に山崎正氏(上武工業)、理事に松本浩氏(松本住設)、監事に峯岸洋人氏(峯岸商店)を新たに選任した。
開会後、川端会長は「地域住民のためになるよう、行政に対しての働きかけを頑張って行かなければならない。各個人よりも組合として様々な働きかけを行っていくことが重要であるため、足腰の強い組合になれるようしっかりと鍛えて行かなければならないと考えている。本日は伊勢崎管工設備協同組合の取り組みについて紹介する研修会も行われるので、参考にできるところは是非取り入れていただきたい」と呼び掛けた。
来賓からは全国管工事業協同組合連合会群馬県支部の大川恭史支部長が「指定給水装置水道事業者数は制度発足した1996年当時と比較して約10倍となる23万人の事業者数となっており、所在が不明な事業所や違反行為をする事業者などが出てきている現状となっている。事業者の指定に5年間の有効期限を設け更新制が導入される水道法の一部改正について今国会での成立を目指していたが、テロ等準備罪法案や加計学園の問題により今国会で成立しなかった。是非とも次期国会で成立させ、2018年4月から施行させていきたい」とあいさつした。
会員組合、組合傘下事業所の経営安定と人材育成・技術向上を図るため、講習会の開催や関連機関情報を提供するとともに、会員組合の親睦や福利厚生を中心に事業展開するほか、若手入職者のモチベーションが高まる業界となるよう関係機関と協力・連携を深めるなどとする運営と方針や、官公需適格組合証明取得のための取り組み支援や行政機関による指導への協力と情報交換、市町村との「災害応援業務協定」締結の促進および協定内容の充実に関する支援などを盛り込んだ17年度事業計画案をはじめ、16年度事業報告や17年度収支予算案などの諸議案を全会一致で可決し閉会した。
総会後には伊勢崎管工設備協同組合の岡部克好事務局長が「組合事業運営の現状について」をテーマに組合で取り組んでいる業務などについて説明を行った。
その後、会場を移し懇親会が開かれ、参加者らは親睦を深めた。