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大阪府と大阪市は、第３回ＩＲ推進会議を開き、「世界最高水準の成長型ＩＲ」とする基本コンセプトを公表した。今後、このコンセプトに沿って開発概要などを詰め、12月までに基本構想案を取りまとめる方針だ。
　基本コンセプトでは、▽大阪・関西・日本観光の要となる国際的エンターテインメントの形成▽世界水準のオールインワンＭＩＣＥ拠点の形成▽最先端技術によるスマートリゾートの実現▽世界の先進事例を進化させた総合的な懸念事項対策―の４つの柱を提示。世界中を魅了する最高水準のＩＲ、初期投資の効果だけではなく、施設、機能が更新され続ける成長型のＩＲを目指す。
　府市では、次回以降の推進会議で開発概要（開発コンセプト・交通アクセス）や導入機能、施設（ＭＩＣＥ・宿泊・国際的エンターテインメント）、経済波及効果、ギャンブル依存症対策などについて議論し、９月ごろまでに中間骨子、12月までに基本構想案を策定する予定だ。
　ＩＲの立地場所は、大阪市此花区の人工島・夢洲を想定。大阪では数年前から府市が連携し、ＩＲ誘致の取り組みを強めており、夢洲の基盤整備やアクセス性向上のための鉄道延伸などの検討を進めている。