佐倉市資産管理経営室は28日、「佐倉市小中学校・幼稚園空調設備整備事業PFI導入可能性調査及び実施支援業務委託」の審査結果を公表した。公募型プロポーザルを実施していたもので、2者が応募。今月23日にプレゼンテーション及びヒアリングを実施し、最優秀提案者に三菱UFJリサーチ&コンサルティング(東京都港区虎ノ門5―11―2)、優秀提案者に建設技術研究所を選定した。
同業務は、市内の小中学校及び幼稚園の普通教室等へ空調設備を設置するにあたって、早期の整備実現や財政負担の縮減・平準化を図るため、民間事業者の技術やノウハウを活かしたPFI方式を検討することとし、PFI導入可能性調査から民間事業者との事業契約締結までに必要なPFI事業実施支援業務を行う。
契約期間は2019年3月20日。提案限度額は4752万円(消費税込み)。内訳は導入可能性調査972万円(同)、実施支援業務3780万円(同)。
18年2月上旬までに導入可能性調査を実施し、2月上旬から19年3月中旬まで実施支援業務を行う。ただし導入可能性調査の結果、PFI事業に至らなかった場合は、契約を解除し、実施支援業務には着手しない。
PFI導入可能性調査では、@設置検討校・設置教室A基本事項の整理BPFIスキームCVFMDPFI事業導入可能性EPFI導入に向けた課題の整理と統括――について検討。設置校は小学校23校(併設されている幼稚園2園含む)、中学校11校、幼稚園1園。教室数は普通教室新設約610室、管理諸室他更新約150系統を予定。
基本的事項として敷地・施設条件や業務内容、事業スケジュール等を整理。PFI事業内容、VFMの算定結果、民間事業者の参画の可能性等を踏まえ、PFI導入による定性的、定量的効果を検討し、PFI事業として実施することの適合性を評価。これらの検討結果を踏まえ、PFI事業スキームを確定する。
PFI事業を導入する場合は、実施方針の策定・公表、特定事業の評価・検討・公表、事業者の募集、民間事業者の評価・選定・公表、契約の締結、事業開始後のモニタリングの検討などの支援業務を実施する。