安城市は、文化センター大規模改修事業を、建築、電気、管、空調、舞台つり物設備、舞台音響設備の6工事に分けて一般競争入札する。契約締結で議会承認が必要となる予定価格1億5000万円以上の工事を7月11日に公告する予定だ。対象外は8月下旬の公告を見込んでいる。どの工事が対象案件かは明らかにしていない。今後、市議会9月定例会に上程できるよう入札手続きを進める。総工費は約20億円。2017〜18年度の2カ年で整備する。
改修計画によると、施設の耐震化や長寿命化、利便性の向上を目的に、マツバホールの非構造部材の撤去や外壁・屋根防水改修、トイレを洋式化する他、給水設備・空調設備・照明設備を改修する。バリアフリー化では、ホールへの通路に昇降機設置や中庭にエレベーターを増築する。
また、舞台音響設備や舞台つり物設備などの改修、マンホールトイレなどの災害時対応設備機器や井戸も整備する。
設計は伊藤建築設計事務所(名古屋市中区)が担当した。
文化センターの施設概要は、鉄筋コンクリート一部鉄骨鉄筋コンクリート造3階建て延べ5715平方b。マツバホール(502席)、プラネタリウム、会議室などで構成している。竣工は1981年。
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建通新聞社