トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

日本工業経済新聞社(埼玉)
2017/06/28

【埼玉】県消防設備協会が定時総会開催

 埼玉県消防設備協会(松田達行会長)の第5回定時総会が21日、浦和ロイヤルパインズホテルで開かれ、2017年度事業計画案など全議案が承認された。松田会長はあいさつで、最近の大規模災害の発生原因を検証した上で、「引き続き地域の安全確保のために、貢献してまいりたい」と述べ、協会の社会的な役割に理解を求めるとともに、誠実な点検整備、防火対策の徹底を呼び掛けた。
 松田会長は、ことし2月に三芳町で発生した大規模火災などについて触れた後、「昨今の大規模な自然災害の頻繁な発生や、建物の大型化、複雑化に伴い、防火対策の一層の推進を図る必要があると思われます。防火、防災思想の啓発、普及に従事する協会として、県民の生命、財産を災害から守る一端を担っていることを自覚し、消防設備などの設置、維持管理の適正化を図り、引き続き地域の安全確保のために、貢献してまいりたいと考えております」と、地域における協会の役割の重要性を強調した。
 議事では16年度事業報告、収支決算報告および監査報告、17年度入会金・会費、事業計画案、収支予算案、表示登録会員に対する表彰規程の制定―について審議し、全会一致で原案どおり可決した。
 引き続き、会長表彰として、消防用設備などの保守点検業務の適正化に功績のあった個人3人と優良事業所1社をたたえた。
 受賞者は椛蜒Nマ工業の大熊泰雄氏、泣Gムケイ防災の森澤正則氏、樺央防災の水村行男氏と、巨野報知機工業で、代表して水村氏に松田会長から表彰状が授与された。
 また来賓で招かれた県危機管理防災部の槍田義之部長が「災害の1つ先をいく対応を常に繰り返しながら、防災力を高めていくことが重要で、それには皆さま方のお力添えが必要です」と、協会の役割をたたえる祝辞を述べた。
 総会終了後は懇親会を開催。大熊郁夫県消防長会会長、元参議院議員で協会顧問の関根則之氏など来賓多数を招き、親睦を図った。