刈谷市は、重原本町地内で2020年4月を目標に、公設あるいは民設による保育園の開園を目指している。「保育園用地測量等基本設計業務」を司開発(刈谷市)に委託した。設計工期は9月末まで。2019年3月に閉園する重原幼稚園と隣接する市有地合わせて、約6100平方bの用地測量や造成設計などを行う。
同市は、重原幼稚園を、移転新築する住吉幼稚園に統合する。重原幼稚園の敷地約3500平方bと隣接する市有地約2600平方bを合わせた約6100平方bに、新たな保育園の設置を目指す。市では、公設または民設の判断、現園舎を活用するか、解体して新園舎を整備するかは、今後の検討課題としている。
いずれにしても20年4月の開園を目指していることから、早期に方針を打ち出す必要がありそうだ。
19年4月の開園を目指す住吉幼稚園移転新築工事が17年度に着手される。同市は、工事を建築、電気、管に分離して、工事を第3四半期に公告する他、外構工事を第4四半期に公告する予定だ。また、これらに先立ち、移転先となる第1学校給食センター解体工事の一般競争入札を7月上旬に公告する。
計画によると、第1学校給食センターが小垣江東小学校敷地内に移転するため、現在の給食センターを解体した跡地に住吉幼稚園を整備する。規模は鉄筋コンクリート造2階建て延べ2000平方b程度で、定員290人の園舎を予定している。外構は園庭の他、職員・来園者の駐車場を整備する。敷地面積は4700平方b。建設地は神田町2ノ3ノ8。
設計は加藤建築事務所(刈谷市)が担当した。
現在進めている給食センターの移転新築が17年8月に完了する。既設のセンターの解体を待って、新園舎建設に着手する。現園舎が築47年経過、老朽化していることや、重原幼稚園と統合することから移転新築する。
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建通新聞社