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建通新聞社(神奈川)
2017/06/30

【神奈川】発注を延期 埋文を確認で 神奈川県津久井合庁新築

 神奈川県は6月28日、津久井合同庁舎新築工事の発注を延期することを発表した。予定地で埋蔵文化財の存在が確認されたためで、今後、発掘調査を行うことになる。これにより、施設の供用開始は2019年度以降にずれこむことになった。
 建設予定地は、相模原市緑区中野937ノ2。文化財保護法で定める「周知の埋蔵文化財包蔵地」であったことから、5月10〜11日に試掘調査を行ったところ、奈良・平安時代と縄文時代の遺構・遺物が確認された。
 今後の発掘調査に要する工期などは調整中だという。
 津久井合同庁舎は、現庁舎敷地の北側駐車場スペースと隣接地(県有地)を利用して建設する計画。規模は鉄筋コンクリート造4階建て延べ2996平方b。建築工事は第1四半期中に発注し、9月県議会の承認を経て着工することになっていた。当初、予定していた供用開始時期は19年3月。
 なお、現庁舎の既存施設は解体され、跡地で津久井警察署の移転新築が行われることになっている。現在、調査基本設計業務(津久井警察署新築工事調査基本設計業務委託)の委託先選定に向けた簡易公募型プロポーザル手続きが進められている。
 提供:建通新聞社