建設新聞社
2017/06/30
【東北・宮城】CLT活用で宮城県内初、コペルタウン荒井西プロジェクト
コペルハウス(仙台市泉区松森鹿島15の14 高橋秀樹代表取締役)は、仙台市若林区の仙台市荒井西土地区画整理地内にCLTを採用した木造賃貸住宅を含む5棟の共同住宅から構成される「コペルタウン荒井西プロジェクト」の新築を計画しており、自社の施工で7月3日に起工式を行い着工する。
建設用地は、組合施行で造成した仙台市荒井西土地区画整理地内の南西側に位置する、仙台市若林区南小泉梅木52ほか地内で、敷地面積は5610平方b。計画によると、A〜E棟まで5棟の賃貸住宅を建設。このうちE棟が枠組壁(2×4)工法にCLT床版を採用しRC造との立面混構造による5階建て、延べ1720・95平方bでの賃貸マンションとなる。
また、A〜C棟がそれぞれW造3階建て、延べ973・86平方b、D棟がRC+W+S造5階建て、延べ1733・8平方bで、5棟合わせた延べ床面積は6376・33平方bを想定。内部はA〜C棟がそれぞれ賃貸住宅を30戸、D〜E棟はそれぞれ1階部分に公共テナントを中心とした店舗、2〜5階に賃貸住宅を28戸設ける。賃貸住宅のタイプは主に1LDKとなる。
起工式後、D棟から建設工事に着手し、2018年2月の全体完成を見込んでいる。設計はA〜C棟が自社、D〜E棟はバース建築設計(東京都中央区)が担当した。
同社は「宮城県CLT等普及推進協議会」の会員で、同プロジェクトのE棟は16年度の国土交通省「サステナブル建築物等先導事業(木造先導型)」に東北初で唯一選定され、CLTを活用したRC造との立面混構造による5階建ては宮城県内初の建物となる。
提供:建設新聞社