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建通新聞社
2017/06/30

【大阪】1府2市 16年度工事平均落札率

大阪府と、府内政令指定都市となる大阪市、堺市の1府2市の2016年度の工事入札における平均落札率が、本紙調査で明らかになった。全体落札率の対前年度比では、府で0・7ポイント、大阪市で0・4ポイントと上昇したものの、堺市では0・4ポイント下落した。5年前の落札率と比べると、府が2・3ポイント、大阪市が3・3ポイント、堺市が2・4ポイントそれぞれ上昇した。
 建築工事の落札率は、府が91%(対前年度比0・4ポイント減)、大阪市が90・3%(同0・7ポイント増)、堺市が85・9%(同2・1ポイント減)。土木工事では、府が89・1%(同0・9ポイント増)、大阪市が88・7%(同0・4ポイント増)と微増した一方、堺市では83・1%(同1・5ポイント減)と唯一下落した。
 また、16年度の建設工事の件数を見ると、府が1117件(対前年度比30件増)、大阪市が1196件(同23件増)、堺市が506件(同44件増)といずれも増加。5年前と比較すると、府で105件、大阪市で277件の大幅減となったが、堺市では逆に89件増える結果となった。