建通新聞社(神奈川)
2017/06/29
【神奈川】7月14日以降の公告に適用 県が最低制限価格の算定式見直し
神奈川県は、入札制度「かながわ方式」における最低制限価格率の算定式を見直す。土木工事と水道工事の現場管理費の算入率を「0・8」に、建築工事の直接工事費の算入率を「1・0」とする内容。これにより、最低制限価格率は1〜3%上昇する見込み。7月14日以降に入札公告する案件から適用する。
土木工事と水道工事の現場管理費は、現行の算入率「0・7」からそれぞれ引き上げる。
一方、建築工事の直接工事費については、現行の算入率「0・98」を改める。解体工事については、最低制限価格率を一律「91%」とする(現行は90%)。
今回の改定は、国からの要請を踏まえたもの。今年4月、低入札価格調査基準価格の算定式について、直接工事費の算入率を「0・95」から「0・97」に引き上げた国は、適切な見直しを各都道府県に求めていた。
提供:建通新聞社