福井県コンクリート診断士会は26日、福井市地域交流プラザ(AOSSA6階)で17年度定期総会を開催し、16年度事業報告・収支決算、17年度事業計画ならびに収支予算の承認などを行った。
石川裕夏会長は「地域のコンクリート構造物の維持管理は地域で担う。資質向上などを通し、コンクリート診断士の地域ブランド化を進めていきたい」などとあいさつした。
事業計画では研修事業の充実や、道路メンテナンス会議をはじめとする地元自治体との協調関係の更なる強化に取り組むとしている。
また、金沢大学SIP(戦略的イノベーション創造プログラム)や学術会員との連携など、教育機関との新たな協働も模索し、診断士への信頼を高め、社会的地位の更なる向上に努めていく。
具体的には、各種研修会・見学会・セミナーの開催、自治体への技術支援、広報活動、診断士や自治体とのネットワーク構築などを進める。
その後の第86回研修会では、福井工業高等専門学校副校長で環境都市工学科教授の阿部孝弘氏、同准教授の辻野和彦氏が講演を行った。