日本工業経済新聞社(群馬)
2017/06/28
【群馬】林業・木材製造業労働災害防止協会群馬県支部が第52回通常総会を開催
林業・木材製造業労働災害防止協会群馬県支部(一場章良支部長)は27日、前橋市内の木材振興センターで第52回通常総会を開催した。林材業における労働災害再発防止対策事業や実践的リスクアセスメント導入のための安全衛生教育訓練事業、安全衛生教育などの実施と資格取得の推進、「林材業労働災害防止計画(5カ年計画)」の目標達成に向けた取り組みの実施などを盛り込んだ2017年度事業計画などを承認した。
開会後、一場支部長は「群馬県の平成28年における林材業労働災害は、林業災害が30件、木材製造業災害が24件発生し、林業では1件の死亡災害が発生してしまった。林材業の労働災害は基本的な安全作業を疎かにした同種・類似災害が繰り返し発生している現状にある。平成29年度も引き続きリスクアセスメント集団指導会の普及を推進していくとともに本年も安全対策集団指導会を開催し、各林業事業場などの労働災害安全衛生体制の向上を図っていく」とあいさつした。
来賓祝辞では、県環境森林部の須藤雅紀部長や厚生労働省群馬労働局労働基準部長の代理で出席した健康安全課の大友隆課長が祝辞を述べた。
16年度事業報告や17年度収支予算などの諸議案を審議し全会一致で可決した。