京都府が28年度に実施した総合評価競争入札(簡易型)の試行状況等が27日明らかになった。
29年度第2回京都府総合評価競争入札委員会(委員長・谷口栄一京都大学名誉教授)で府が明らかにした。
入札額が2位以下の業者が落札する「逆転現象」の発生状況は、27年度は111件(発生割合56・6%)だったが、28年度は23件増え134件(同58・0%)だったことがわかった。
合計231件実施した28年度総合評価競争入札(簡易型)の試行状況によると、平均参加者数は11・5者(27年度累計10・8者)、平均落札率は88・8%(同86・8%)。くじ発生件数は13件で発生割合は5・6%(同3件で発生割合は1・5%)。
工事成績について、総合評価では平均75・9点で、全工事では平均74・8点だった《グラフ参照》。
28年度抽出事案報告、29年度総合評価競争入札(標準型)の技術提案に対する評価は非公開で審議した。