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日本工業経済新聞社(群馬)
2017/06/27

【群馬】高崎設備協会・第48回通常総会を開催

高崎設備協会(阿久澤茂会長)は23日、高崎ビューホテルで第48回通常総会を開催した。総会では17年度事業計画案として全国平均よりも高い合格率を誇る一級施工管理技士(電気・管)の講習会を開催し、技術力向上に寄与するとともに若い技術者のステップアップへの意欲向上を図るほか、役員改選などについて審議。阿久澤会長の続投や真下勉氏を新理事に迎える役員改選案などを全会一致で承認した。
事業計画案のメーンは技術力向上のための一級施工管理技士(電気・管)の講習会の開催。全国平均よりも高い合格率を誇るとともに、現場経験の豊富な講師たちのきめ細かい指導や講習費の安さ、昼間仕事を行う受講者に配慮した講習時間などが各方面から好評を得ている。このほか、高崎市立小学校5校で夏休み中に草むしりなどの地域貢献活動や先進技術見学会などを実施する。また、安全意識向上に向けた安全大会や工事現場の安全パトロール、安全衛生マニュアルの活用と見直しの検討などを随時行っていく。
総会後に行われた懇談会には、高崎市の富岡賢治市長や高崎市議会の逆瀬川義久議長など多くの関係者が来賓として駆け付けた。
冒頭、阿久澤会長は続投について「力不足ですが、ご来賓の皆さまと会員の皆さまのご指導とご協力のもと2年間、協会のために励んでいく」と意気込み、生産性の向上や週休二日制、残業の削減などの働き方改革の話題に触れ「日本の隅々まで広がったら大変いいことだなと思っているが、業界の規模や従業員の数、地域性などさまざまな課題がまだたくさんある。われわれ建設業界でも生産性を上げようと昔から声高に叫ばれておりましたが、なかなか進まない現状がある。土木や建築の業界ではGPSやコンピューターを組み込んだ重機を使ったり、大手の建設業者では来年から現場にロボットを導入するという話があるが、われわれ電気や設備の業界ではそれほどの合理化ができるかというとまだまだ難しいものがある」と述べた。働き方改革へ障害となる課題解決に向けて地道に声を上げていくとともに「若い方や女性、高齢者が活躍できなければ人手不足に対応できない。休みを確保するなどの職場環境を作っていかないと難しい」と職場環境の改善に向けて関係各位へ協力を呼び掛けた。
富岡市長は「高崎アリーナができて諸外国の選手や東京からお客さんが来て、高崎に対して常に共通の印象が一つある。街が綺麗だという」と語り、同協会の高崎市への発展に寄与する事業の実施や地域貢献活動などに感謝を述べた。
逆瀬川議長は「高崎市は、この4月に国際規格に対応した高崎アリーナがオープンしました。秋には駅前にオーパがオープンする。スマートICでは産業団地の造成が進んでおり、新しい工場の建設が始まっている。人口減少の中にあってさらに高崎市が発展していくために、引き続きご支援ご協力をお願いします」と話した。
懇談会では、新規会員の環境リブテック(高崎市)とオーテック(高崎市)が紹介され、会場は大きな拍手に包まれた。
新役員は次のとおり。
=敬称略=
◇会長=阿久澤茂(阿久澤電機)
◇副会長(安全衛生委員会担当)=狩野和義(細谷工業)
◇副会長(総務委員会担当)=石井嘉一(群商電設)
◇副会長(事業委員会担当)=金井雅春(金井電気工事)
◇副会長(会計担当)=宮野守一(宮野環境設備)
◇理事(総務委員長)=北形信也(アイテク)
◇理事(安全衛生委員長)=佐藤祐二(佐藤工業)
◇理事(事業委員長)=中澤和也(環境保全センター)
◇監事=斉藤孝一(城北電気工事)
◇監事=小山千明(新生電設)
◇顧問=石田安利(石田建材工業)
◇相談役=串田紀之(クシダ工業)