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建通新聞社(神奈川)
2017/06/27

【神奈川】横須賀市 下町の汚泥焼却炉2基更新 日建技術で設計

 横須賀市は、老朽化した下町浄化センターの汚泥焼却炉2基を更新するため、実施設計を日建技術コンサルタント横浜事務所(横浜市中区)に4290万円で委託した。履行期限は2018年2月2日。機械設備、電気設備、土木、建築など焼却炉設備を建設するために必要なものを全て網羅して設計を行う。工事は@既設の3号焼却炉設備と2号焼却炉設備の撤去(土木基礎工事を含む)A新1号焼却炉設備と新2号焼却炉設備の設置(土木基礎工事を含む)B総合試運転―を5カ年で行う予定。
 下町浄化センター(三春町2他)には汚泥焼却炉が3基あり、このうち2号焼却炉設備と3号焼却炉設備が更新の対象。焼却能力は2号焼却炉設備が1日当たり40d、3号焼却炉設備が1日当たり50d。
 これまで修理などを実施し運転を続けてきたが、老朽化が進んでいるため15年度に長寿命化計画を策定。更新する場合と修繕して継続使用する場合を比較検討し、更新した方がコストが低いと判断した。さらに16年度は更新後の炉の大きさ、形式、配置計画、仮設計画などを検討した結果、更新後の焼却炉を焼却能力1日当たり60dの汚泥専焼炉とする。
 今回の実施設計では、維持管理動線や搬出車両のルートなどに配慮し、施設配置を検討。また、用水設備やケーキ移送設備、灰搬送設備など関連設備や維持管理状況についても現況を調べて、設計する焼却炉設備の運転に支障がないように検討した上で、工事工程表を作成し、年度別概算工事費を算出する。
 提供:建通新聞社