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福島建設工業新聞社
2017/06/27

【福島】401号博士トンネル公告/特定JV代表は経審1200点以

 県は27日、国道401号・博士トンネル(仮称)工事の総合評価・WTO一般競争を公告した。改良工事を進めている博士峠工区(会津美里町、昭和村)の町村境・博士峠部に建設する延長4・5`のトンネル。両側掘削で、会津美里側、昭和側の2本に分けて発注する。資格要件は共通だが、参加申請は別途。3者構成の特定JVによる入札で、資格確認申請・技術提案書提出期限8月7日、10月18日開札。12月議会への工事請負契約案上程を目指す。
 対象者は特定建設業許可の、経審(土木一式)総合評定値@JV代表者1200点以上A代表者外850点以上。技術要件としてJV代表者と代表外の1者に、同種工事の元請施工実績=NATM工法によるトンネル掘削・覆工工事(JV代表・覆工後内空断面積40平方b以上で施工延長1400b以上、代表外の1者・内空断面積40平方b以上)=を求めている。
 総合評価(除算方式)は加算点最高30点。施工計画(配点10点)のほか、技術提案として@トンネルの地山安定と覆工コンクリートについて配慮すべき事項Aトンネル内作業時の安全管理と工事の早期完了を図るため配慮すべき事項│の2テーマ(配点各10点)を設定した。
 入札は直接提出か郵便で、郵便入札は10月17日午後5時必着。
 博士峠工区は、交通の難所・博士峠部の線形不良、急カーブ、急勾配区間解消を目的とした会津美里町大字松坂〜昭和村大字小野川間、延長7・4`の2車線改良事業で、26年度に事業採択を受けた。現道南側にルートを取る。
 博士トンネルは工区内の主要構造物。県は今年度当初予算で、博士トンネル本体と会津美里側の改良工事を含む博士峠バイパス整備に、限度額144億7000万円(期間30〜32年度)の債務負担行為を設定、改良工事は発注手続きに入っている。
 今回発注工事は、会津美里側0022号工事が延長2238b(掘削2233・1b、覆工2237・2b)、昭和側0083号工事が延長2265b(掘削2260・2b、覆工2264・3b)。幅員6(7b)で工期1170日間。