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北陸工業新聞社
2017/06/27

【石川】森山町小学校校舎改築/来年度から2カ年で/金沢市が概要報告/茶系の外観、屋上にプール

 金沢市教育委員会は、先の市議会文教消防常任委員会で森山町小学校校舎改築事業の概要について報告した。新校舎はRC造3階建て延べ約5900平方メートル。外観は金沢の街並みに調和した茶系色とし、屋上にプールを設ける。来年度の着工、19年度末の完成を予定している。
 同事業は、建築から50年以上を経過し、老朽化が進む校舎を改築するもの。運動場の一部に仮設校舎を設置し、現校舎を解体した後、跡地に新校舎を建設する。体育館は現在の施設をそのまま使用する。
 新校舎は、周辺の街並みとの調和に配慮した落ち着いた茶系色とし、校舎屋上に高窓、校舎中央部には吹き抜けの階段を設置して採光や風通しを良くし、快適な学習環境を創出。正面玄関前には広場を設け、地域と交流できるようにする。
 施設配置は1階が職員室、図書室、家庭室、図工室、備蓄倉庫、2階が普通教室、特別支援教室、理科室、多目的室、3階が普通教室、音楽室で、防災や防犯面などから屋上にプール(25メートル×5コース)を設置する。
 仮設校舎は軽量S造2階建て延べ約2900平方メートル。現在、工事が進められており、9月中旬の完成を予定。新校舎が完成する19年度末まで使用する。現校舎(RC造4階建て延べ6215平方メートル)の解体は、仮設校舎完成後の10月から取り掛かり、来年3月末の完了を見込む。
 なお、新校舎の実施設計は中島建築事務所(建築)、浦設備研究所(設備)。仮設校舎の設置は日成ビルド工業が担当している。

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