建設業労働災害防止協会福井県支部は22日、福井市御幸の県建設会館で17年度通常総会を開催し、今年度事業計画・収支予算案などを審議した。
来賓の早木武夫福井労働局長は「安全衛生に携わる人間は、死亡災害がゼロとなるまで、絶対に手を抜いてはならない」などと述べた。県内建設業の昨年の死亡災害は墜落・転落1人、交通事故1人で、前年に比べ2人減少した。休業4日以上の死傷者数は前年比41人の減少で104人。
今年度の事業計画としては、基本方針に計画期間中の死亡災害ゼロ・休業4日以上の労働災害の15%以上の減少、安全衛生管理体制確立推進、リスクアセスメントの確実な実施の普及促進、建設業労働安全衛生マネジメントシステム導入・実施の普及推進などを設定。
議事では任期満了に伴う役員改選も行い、坂川進氏を新支部長に選出。氏は「微力ではあるが、精一杯努力して取り組んでいきたい。ご協力をお願いする」などとあいさつした。