富山県企業局は、三谷発電所(仮称)建設事業について、採算性などの調査検討を進めており、近く事業化に関する方針をまとめる。
砺波市三谷地内において、和田川共同水路を活用した最大出力約900キロワットの小水力発電所を計画。年間可能発電電力量は約340万キロワット時で、一般家庭約950軒分の使用量に相当する。基本計画設計は、クレアリアが担当。
企業局では、09年に仁右ヱ門用水(立山町)、12年に庄(砺波市)、15年に小摺戸(入善町)の発電所を整備し、運転を開始。南砺市内で上百瀬発電所の工事を進めており、年度内に完成する。