秋田市文化振興課は、秋田市旭南二丁目7の29にある旧松倉家住宅を文化遺産として保存・継承するため、修復整備工事に向けた建造物調査を委託する。8月の公告を目指す方針で、施設の老朽化・破損状況などを確認する。来年度は実施設計を委託し、31年度以降の着工を目指す。整備が完了すれば一般公開する予定。
旧松倉家住宅は、江戸時代後期以降の秋田の町家形式を伝承する文化財建造物で、23年に市に寄贈され、今年から秋田県文化財に指定されている。
施設は、主屋(明治39年建設W一部2F切妻造一部寄棟造、亜鉛鉄板葺)と米蔵(天保10年建設土蔵造一部2F切妻造)、文庫蔵(慶応2年建設土蔵造2F切妻造)で構成される。主屋と土蔵2棟は覆屋で接続している。
提供:秋田建設工業新聞社